2014/10/25

Prediction 2014-15 Season

プレシーズンが終わり、いよいよ新しいシーズンがはじまる。まだロスターが決まっていないチームもあって、残り数日で駆け込みカットがあるだろう。結局、レイ・アレンは引退も現役続行も発表していない。

全チームのプレシーズンを見たわけではないけれど、気になる新人も何人か見つかった。オフシーズンに補強が上手くいったチームもあれば、主力をケガで欠いて苦しいスタートになりそうなチームもある。レブロンの移籍もあって、勢力図が大きく変わりそうな東から。スケジュールとにらめっこして勝ち星を計算するのは大変なので、順位のみ。

Eastern Conference

1. Chicago Bulls
デリック・ローズの復活(今度こそ!)、パウ・ガソルの加入(FAでまさかの!)、ダグ・マクダーモット(ドラフト11位@大学得点王!)と、明るい話題が多い。地味にアーロン・ブルックスをFAで獲ったのも良い判断だと思う。メロは逃したけれど、戦力的には十分。ダク・マクダーモット、マイク・ダンリービーからスタメンを獲りそうな勢い。得点力だけなんだよな。

2. Cleveland Cavaliers
レブロン・ジェームス(地元!)とケビン・ラブ(大形トレード)を獲れたのがデカい。そして、優勝経験のあるショーン・マリオン、マイク・ミラーがベンチにいるってのがズルい。カイリー・アービングは夏のFIBAワールドカップで金メダル&MVPの活躍をして、ますます上り坂。ロスターを見ている限り、圧倒的な優勝候補。ケミストリー不足で最初は苦戦しそうということでイースト2位。

3. Washington Wizards
昨シーズンのライジングチーム。トレバー・アリーザをFAでロケッツに持って行かれたのは残念だけど、まさかのポール・ピアース加入。ディフェンスで勝ってきたチームなので、アリーザの抜けた穴をどうやって埋められるかが鍵。それでも、イースト3位は堅いと思う。ブラッドリー・ビールのケガが癒えるまで、グレン・ライス・ジュニア、オットー・ポーター・ジュニアがどこまでやれるか。ポーター、気になる。

4. Toronto Raptors
コアメンバー変わらず、イーストトップ4は堅いと思われ。ヨナス・バランチュナス、ブレイクアウトシーズンになりそうな予感。カイル・ロウリー、デマー・デローザンのアスレチックなバックコートも見逃せない。見ていて楽しいバスケしそう。

5. Atlanta Hawks
アル・ホーフォードが戻ってくるのでね。これくらいはいけるチームだと思う。オーナーの人種問題発言からのお家騒動の影響は、幸いにもチームづくりに大きな打撃はなさそうだし。

6. Charlotte Hornets
ランス・スティーブンソンのメンタルの弱さを、アル・ジェファーソンが(ヒバートよりも)がっちり受け止めてくれそう。噛み合えばもう1つ上に行きそうな印象。

7. Miami Heat
レブロンがいなくなっても、ビッグ・ツー。ジョシュ・マクロバーツ、ルオル・デン、ダニー・グレンジャー、地味に良い補強だと思う。プレーオフは逃さないのではないかと。

8. New York Knicks
これはもう期待を込めて。トライアングルオフェンス、使いこなせるかなあ。ホセ・カルデロン、サミュエル・ダレンベアの加入は、レイモンド・フェルトンがダメダメ過ぎたので、個人的にはアップグレードだと思う。タイソン・チャンドラーにとっても良かったのではないかと。

9. Detroit Pistons
ジョシュ・スミス、アンドレ・ドラモンド、グレッグ・モンロー、3人のビッグマンがそのまま残る……問題先送り状態(?)だけれども、スタン・ヴァン・ガンディが魔法の采配で3人を使いこなすのではないかと。ジョディ・ミークス、D.J. オーガスティンが絡むと、プレーオフあるかもしれん!

10. Brooklyn Nets
みんながケガなく過ごせれば、プレーオフに食い込めるかという感じだと思う。昨シーズンの好調を支えたショーン・リビングストーン、ポール・ピアースが去ってしまったのでね。苦しいなあ。ライアン・ホリンズ コーチがチームをどうまとめるか。ケビン・ガーネット、ブルック・ロペス、メイソン・プラムリーがどう絡むのか。

11. Indiana Pacers
夏の大けがでポール・ジョージに全休フラグ。得点力がやばいでしょう。ロイ・ヒバートの心の傷も気になるところ。苦労人クリス・コープランドが炸裂するとおもしろいのだけれど。今期プレーオフ難しそう。

12. Boston Celtics
ダニー・エインジは、どうしてラジョン・ロンドを囲ってしまったのだろう。エイブリー・ブラッドリーと大形契約をしたり、ドラフト6位でPGのマーカス・スマートを獲ってみたり。ピックエバン・ターナーの加入はおもしろいけれど、オフの補強でも大きなインパクトは得られず。ブラッド・スティーブンス コーチの采配に期待。

13. Orlando Magic
チーム再建へのステップを順調に歩み中。ビクター・オラディポ(SG)が顔面骨折でシーズン出遅れが確定したけれど、エルフリッド・ペイトン(PG)、アーロン・ゴードン(SF)の新人コンビと、5年契約に合意したニコラ・ブチェビッチ(C)。アーロン・アフラロとのトレードで加入したエバン・フォーニエ(SG)もいて。数年後が楽しみなチーム。

14. Milwaukee Bucks
スッカラカンであることがバレてしまったジェイソン・キッドをコーチに呼んでみたり。オーナーが変わって好転するかと思いきや…暗雲。早くもルーキー・オブ・ザ・イヤーの呼び声高いジャバリー・パーカー、ヤニス・アデトクンボのPG転向を見れたら楽しそう。

15. Philadelphia 76ers
全米テレビ中継がないチーム。昨シーズンケガ休んだナーレンズ・ノエルにとっては実質的なデビューイヤー。

Western Conference

1. San Antonio Spurs
ぶっちぎの強さで優勝した昨シーズンの、あの美しいバスケがさらに成熟度をあげるはず。初の連覇はどうなるのか。ファイナルMVPのクワイ・レナードはスーパースターに進化するのか。優勝メンバーが全員残る中、新人のカイル・アンダーソンがどう絡んでいくのか。オースティン・デイはスーツではなくユニフォームを着てベンチに座れるのか。全選手30分以下のプレータイムという離れ業をやってのけたグレッグ・ポポビッチの采配は。強さもさることながら、チームづくりでも見所盛りだくさん。

2. Los Angeles Clippers
なんか、プレシーズンを見ていると、ブレイク・グリフィンがペリメーターとかスポスポ決めやがるんですよ。たまに3Pも打ったりして。コアメンバーに大きな変更はなく、個人的に好きなクリス・ダグラス=ロバーツもいつの間にか加入していたりして。強そうだなと。クリス・ポールのフロッピングがなければ応援したいのだけれど。

3. Dallas Marvericks
期待を込めて。ショーン・マリオン(2010シーズンの優勝メンバー!)とビンス・カーターを足して2で割ったのが、チャンドラー・パーソンズ。言い過ぎか。ディフェンス面ではマイナスだけれど、オフェンス面ではプラス。これまでとタイプの違うSFがダーク・ノビツキーとどう絡めるか。タイソン・チャンドラーの復帰はディフェンス面でのアップグレードだと思う。ホセ・カルデロンがトレードでニックスに行ったのは痛いけれど、ジャーミア・ネルソンなら状況判断良さげだし、モンテ・エリスとフィットしそうな感じ。レイモンド・フェルトンもPG3番手ならアリだと思うし。昨シーズンも得点力はリーグ3位だし、取りこぼしがなければ3位いけると思う。ディビジョン優勝はスパーズだと思うけれど。

4. Memphis Grizzlies
昨シーズンのプレーオフ、ザック・ランドルフのあの出場停止がなければ、OKCに勝っていたと思うのは自分だけではないはず。昨シーズンだってチームの大黒柱マーク・ガソルが23試合欠場したってのに、最終的にはシーズン50勝だからね。コアメンバーも変わらず、ビンス・カーターが加わって、やるんじゃないかなと。

5. Denver Nuggets
ええ。ナゲッツ贔屓ですとも。いいじゃないか、予想なんだから。ダニーロ・ガリナリ、ジャベル・マギー、ネイト・ロビンソン、JJ. ヒクソンがケガからの復活。相変わらずスーパースター不在で深い深いベンチ。タイ・ローソン、ケネス・ファリードは、チームの顔として昨シーズンよりも成長してくれるはずだし、アーロン・アフラロのナゲッツ復帰もいいニュース。ドラフト1巡目のユセフ・ナキッチとゲイリー・ハリスは、どれくらいプレータイムをもらえるか分からないけれど、セカンドユニットに食い込めれば上々。
期待しているんだってば。

6. Oklahoma City Thunder
ケビン・デュラントがジョーンズ骨折て…。ジョーンズ骨折は疲労骨折の一種で骨折の中でも治りづらい類いのものらしい。ラッセル・ウェストブルックだってケガしがちだし。弱点だったSGの補強で加入したアンソニー・モローも骨折だっていうし。若手の成長がカギ。デュラントが早く復帰すれば順位は上がっていくだろうけれど、長引けばプレーオフも危ないと思う。

7. Houston Rockets
メロに、ボッシュに、またしても大型補強失敗。挙げ句、ジェレミー・リンを失い、チャンドラー・パーソンズをマブスにさらわれるという…。代わりにトレバー・アリーザを獲得してディフェンスは安定。ベンチの薄さが気になる。リンとパーソンズが打ちまくっていた3Pをジェイソン・テリーだけで補えるのかと。それでもまあ、順当にいけばプレーオフは堅いんじゃないかと。

8. Portland Trail Blazers
昨シーズンは開幕ダッシュが効きまくって5位だったけれど、今シーズンは少し厳しいか。クリス・ケイマン、スティーブ・ブレイクの補強でベンチがアップグレードしたけれど、他の強豪と比べるとまだ足りない。

9. GoldenState Warriors
メンバーは揃っている。2年連続プレーオフ2ndラウンド進出は、チームの自信にもなっていると思う。けれども、そうならざるを得ない。バックコートの得点力ならNBAナンバーワンのスプラッシュ・ブラザーズがいたとしても。スティーブ・カー采配だと、SFのスタートがアンドレ・イグドラからハリソーン・バーンズに変わるとかなんとか。ベンチの深さが足りない。それにしても西は深いなあ。

10. New Orleans Pelicans
サウスウエスト・ディビジョンなんだよなあ。ほかのチームよりも強豪との対戦が多いのがネック。昨シーズンもケガがなければ、プレーオフ狙えたと思うし。オマー・アシックが加入して、アンソニー・デービスがPFでプレーするんでしょ? 止められないじゃん。SFが手薄なのが気になる。プレーオフ、行ってほしいなあ。

11. Phoenix Suns
昨シーズンのサプライズチーム。エリック・ブレッドソーとゴラン・ドラギッチのバックコートは魅力だけれど、モーリス兄弟、プラムリー兄のフロントコートが他チームの脅威になるにはもう少し時間がかかるか。

12. Utah Jazz
プレシーズンがすこぶる調子いい。プレーシーズンを見てるとなんかとても強いチームっぽく見える。ルディ・ゴベール、良い感じ。ダンテ・エクザムの起用法も気になる。

13. Sacramento Kings
デマーカス・カズンズとルディ・ゲイ、いいコンビだと思うんだけどな。ベン・マクレモア、ニック・スタウスカスとか、サマーリーグ優勝のパフォーマンスが発揮できればおもしろいチームになりそう。昨シーズンのサンズのような。

14. Los Angeles Lakers
厳しい。早くもスティーブ・ナッシュがシーズン全休て!このまま引退してしまうんではなかろうか。プレシーズンを見る限り、コービー・ブライアントはよく飛べている。ジャンパーも決めている。レギュラーシーズンのスピード感、激しさの中でどれくらいやれるのか、見物です。

15. Minnesota Timber Wolves
ケビン・ラブのトレードがもたらす影響はあまりにも大きい。どうなるやろか。ハマればおもしろそうだけれど、今シーズンはコアづくりになるのかな。




2014/10/08

Stroll toward 2014-15 season - The District

ということで、ウィザーズ。プレーオフでの鮮烈なアップセットもあって、2014-15シーズンはクリスマスゲームに選ばれるなど、注目チームのひとつに。オフシーズンで得たモノも大きかったなあ。

  • ジョン・ウォール、ブラッドリー・ビールのアメリカ代表キャンプ参加。
  • トレバー・アリーザを失うも、まさかのポール・ピアース獲得。
  • トレバー・ブッカーを失うも、クリス・ハンフリーズ、デジャン・ブレアの獲得。
  • マーチン・ゴータットとの5年の契約延長。
  • サマーリーグ@ラスベガスで2位。オットー・ポーター・ジュニアの成長と、グレン・ライス・ジュニアのサマーリーグMVP。
  • ブラジル代表でネネがケガをしなかった。
  • ランディ・ウィットマン コーチとの3年契約延長。
  • 全国放送の試合が10試合。クリスマス・ゲームも決定。
中でも特に嬉しかったのが、ピアースの獲得。2013-14シーズンのプレーオフは、ゲームの閉じ方というか、クラッチタイムの戦い方で負けたようなものだから、ピアースの優勝&ファイナルMVPの経験はチームにとって大いに役立つはず。しかも、2年契約だからケビン・デュラントのFAに間に合ってしまうのだ。KDもレブロンみたいに地元に帰るとか言いだしたら、D.C.への期待は高まりますね。

PG:ジョン・ウォール、アンドレ・ミラー、ギャレット・テンプル
SG:ブラッドリー・ビール、グレン・ライス・ジュニア、
SF:ポール・ピアース、マーテル・ウェブスター、オットー・ポーター
PF:ネネ、デジャン・ブレア、ドリュー・グッデン
C:マーチン・ゴータット、クリス・ハンフリーズ、ケビン・セラフィン、ダニエル・オートン

なかなか楽しみなロスターです。

Let's go to the Future with Manimal

8th Oct. Updated..

5年$60Mの契約が、ファリードに対する、新人契約の延長に関する協約にあわないとか何とかで、仕切り直し。Yahoo! Sportsによると4年$50Mになったとか。最初の合意(4年5200万ドル保証、5年6000万ドル)よりも1年単位の単価が減るけれど仕方ない。最初の合意が円満であれば、争いの種になるようなことでもないだろう。


Original

なんだかんだでもう10月。記憶にプレシーズンも始まった。…というタイミングでファリードとの5年6000万ドルで契約延長というニュース。嬉しいね、これは。5年てのがいい。

2013-14シーズン終了時点で、ブライアン・ショーはファリードとの契約延長を希望していて、ファリードもデンバーに残りたいと話している…というニュースもあったけれど、何が起きても不思議ではないオフシーン。残ってくれたのは嬉しいね。

今オフのナゲッツフロントの動きはホントにグッジョブだったなあ。ウエストのトップ4は厳しめの目標だけれど、プレーオフはいってもらわなければ。
さっそくプレシーズンでレイカーズに負けたのが気になるけれども。ガロ&マギーの飛車角行落ち(?)とはいえ…。やっぱし課題はフリースローだな。