2015/05/03

Spurs 2014-15 Season END


クソ見応えのある1st ラウンドだった。願わくば、スパーズに勝ってほしかったけれど。負け惜しみでも何でもなく、プレーオフを勝ち抜いていけるチームはどちらかといえば、やはりスパーズだと思うから。ただ、これもプレーオフ。これが、プレーオフ。

このシリーズのクリッパーズは、ブローアウト負けもあったけれど、よく戦った。強かった。ドック・リバース コーチの作戦も見事だった。

ゲーム7の最終スタッツ。39歳のダンカンが、27得点11リバウンド。引退も噂されているけれど、まだまだトップレベルでやれると思う。ここぞというときの集中力と決定力、信頼度の高さは、やはりすごいものがある。


リードチェンジ31回。タイスコア16回。最大リードも8点以下。抜きつ抜かれつの、まさに死闘。ラスト1秒で決めたCP3を讃えるしかないでしょう。個人的には、フロッピング クソ野郎だから嫌いだけれども。


そして、ラスト1秒からのラストプレーがこれ。BIG 3をフロアに置かず、3ポイントが得意なベリネリ、ボナーを入れた布陣。


手前でベリネリがフリーになっていたけれど、ディアウがラストパスを託したのはレナードだった。時計が早く動いてしまい、やり直しになったときも、バーンズはレナードを警戒していて、ベリネリはほぼフリー。通常の試合ならば、やり直しになった時点でベリネリにパスすべきなのかもしれない。だが、しかし。ミスれば即シーズン終了となる大事な場面。WIN OR GO HOME。ポップのプレーコールは、23歳の若きエースに託すことだった。なんとも大胆で潔い。

レナードにとっては、苦い思い出になるかもしれない。
2013年のファイナルで犯したフリースロー2本ミスぐらい。
あるいは、この試合の残り55秒でレイアップを外したくらい。
あるいは、第6戦残り33秒で同点になる3Pを外したくらい。
あるいは……挙げたらキリがない。
けれど、レナードの出来次第で獲れていたシリーズかもしれなかったのに…なんて。
でも、こうした苦い経験を乗り越えることでしか「フランチャイズの顔」としての成長はないわけだから、この場面でプレーをコールしたポップはすごいよねって話です。

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シーズン終了となったスパーズには、早くもいろんな噂があって。

  • 今夏FAになるマヌ&ダンカンの引退説(ダンカンには戻ってきてほしい)
  • 今夏FAになるグリーンの再契約問題(戻ってきてほしい)
  • RFAになるレナードの5年MAX契約話(出すでしょう!)
  • FAでPORのラマーカス・オルドリッジ(テキサス出身。でもダラス)を獲るのか
  • FAでMENのマーク・ガソルを獲るのか
とかとか。ボールムーブ&オープンショットで昨シーズン圧倒的な強さを見せたスパーズの影響もあったと思うけれど、今シーズンはボールムーブ&オープンショット戦術がリーグを席巻。そんな中スパーズは、それを極めるのではなく、レナードの1on1も採り入れながらチームバスケを変容させていた。新しい年、どんな戦術を採るのか、震えて待ちたい。