TEAM | 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | TOTAL |
SAS | 41 | 30 | 15 | 25 | 111 |
MIA | 25 | 25 | 25 | 17 | 92 |
あぁ、美しい。スプリッターに代えて、ディアウをスタートに入れたのが良かったのか、全体的にボールがよく回ったスパーズ。クワイ・レナードが、キャリアハイの29得点。ダニー・グリーンが、FGM-A 7-8の15得点、5スティール、4ファウル、3アシスト、2ターンオーバー、1ブロックショット、1リバウンド(数字的な仕上げっぷりも美しい…)。ヤング・スパーズの躍動は、相当おもしろく…。ハイライトは……ここにもあるけど、動画で貼っちゃうお。
何がすごいって、前半のFG%が…
1Qのスパーズは、文字通り打てば入る状態。FTM-A 11-13 (84.6%)に対して、FGM-A 13-15 (86.7%)。フリースローより高確率でFGを決めるってんだから、すごいもんです。
2Qも好調で66.7%。終わってみれば前半は25-33の75.8%で、ファイナルの記録を更新するというおまけつき(それまでの記録は、2009年にレイカーズが記録した75%)。
Both teams shot the ball well in the 1st half: SAS - 75.8% MIA - 55.9% #NBAFinals pic.twitter.com/kzcQgWEmnx
— NBA.com/Stats (@nbastats) 2014, 6月 11
Leonard is shooting 85.7% from the field (6-7 FGM) while Green has been perfect so far (6-6 FGM) #NBAFinals pic.twitter.com/QHpTf0nQe0
— NBA.com/Stats (@nbastats) 2014, 6月 11
ヒートの55.9% (FGM-A 19-34, 3PM-A 7-14)も高い数字だけど、それ以上にスパーズのオフェンスが機能。レナードとグリーンに至っては……もう何も言えねぇ(C)北島。見事な前半。
何がすごいって、レナードが…
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SUGAR "K" - 2014 NBA FINALS. via NBA Entities |
去年のGame 3は、グリーンが3ポイントを9本中7本決めてヒーローになったけど、今年のGame 3は、レナードが炸裂した。Game 1, 2は、9得点&ファウルトラブルで、影を潜めていたけれど、この試合は違った。「どうせファウルトラブルになるくらいなら、黙って守ってるだけじゃなくて、どんどん攻めてやる」と開き直ったのかしら。いつになく積極的にアタックする姿が目立った。29得点のキャリアハイに加えて、1Qに記録した1つのクォーターで16得点というのも初めてだったとか。
In 3-point era, players who have scored 29+ in a Finals game by age-22: Magic Johnson, Kobe Bryant ... Kawhi Leonard.
— Tom Haberstroh (@tomhaberstroh) 2014, 6月 11
NBAファイナルで29得点以上を記録した22歳以下の選手は、マジック、コービー、そして、レナードの3人だけ。
Kawhi: youngest player w/ 25+pts on 75+% FG in an #NBAFinals game (22 yrs, 346 days).Previous youngest:J.Worthy (23y, 94d, Gm2, '84) (ELIAS)
— NBA.com/Stats (@nbastats) 2014, 6月 11
しかも、ファイナルで25得点以上、FG 75%以上を記録したもっとも若い選手にもなった。(J.Worthyって、ジェームズ・ウォージーのことかしら。そうだよね、きっと)
レナードだけのハイライト
スローもあるでな!
こんな映像もつくってもらえて、いよいよ全国区にってしまったのね…。
ちなみに、ディフェンス面でも触れておくと…。
- レブロンのターンオーバー7つは、ファイナルでのキャリアワースト。
- レブロンのUsage%(フロアにいるとき、どれだけの割合でシュートをしたか)は、Game 3で29.6%(スパーズが負けたGame 2では39.1%もあった)。
- レブロンのコンテストショット(4フィート似内にディフェンスがいないショット)は、Game 3で7-10。Game 2では9-15。フリーで打たせないようにできた。
何がすごいって、グリーンが…
気合い十分、自信も十分。15得点もさることながら、5スティール、1ブロックショットとディフェンス面での貢献が光った。きらり。今シーズンは数字的に苦しいシーズンになったけれど、頼もしい存在として成長しているようで…(感涙)。「アンド・ワン!」と叫びながらもフリースローを落としてしまったのはご愛敬ってことで。
何がすごいって、パーカーが…
ブローアウトで主力を下げる場面でも、シーズン中は選手に声をかけることが少ないポップが、パーカーにねぎらいの言葉をかけるシーン。「Great leadership. You didn't get 30. You use great leadership and solid, solid play with the ball and your teammates. Great job...」。選手としては声をかけてもらえるのも嬉しいはずなのに、かけられた言葉が最大級の褒め言葉ってんだから……、選手の心を掴むのが上手い!……ん? そしたら、ポップがすごいんじゃないか?
然にあらず。
この日のパーカーは、15得点、4アシスト、2スティールで、数字的にめちゃくちゃ大活躍したわけではないけれど、ポップがゲームプランを変更(スターターを入れ替えたこと、攻撃のオプションを変えたこと)した中で、しっかりゲームを組み立ててチームを勝利に導いたことが、すごいのだ(しかも、ブローアウトで)。ホームコートアドバンテージを取り戻せるかどうか、シリーズの行方を左右する重要な第3戦で自分の役目をしっかり果たしたパーカーこそ、まさにスパーズの「攻撃のエンジン」。
何がすごいって、ビッグ3じゃない子たちが…
![]() |
Spurs' Another Big-3. via NBA Entities |
Big-3以外の4人で、チームの得点&リバウンドの約半分を稼いだ点も見逃せない。地味だったけど良い場面で活躍していたスプリッターも褒めてあげてくださいm(_ _)m。
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ヒートのホームで行われる第4戦で、一気に大手をかけるか、ヒートが巻き返してくるか。
もうなんか、一気にいってしまえぇぇ!って感じです。スパーズ贔屓としては。
それにしても、NBAって、おもしろいですね。
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