2014/03/24

DA Stretch 4

2014/3/23 Wizards 102 @ Nuggets 105
ウィザーズの4試合ロードの4戦目。ペプシセンターで迎え撃つナゲッツ。ネネの離脱以降、好調を維持していたけれど、この日は最大14点のリードを守り切れずに自滅。チームのターンオーバーが24(うち8つがウォール)もあれば、ウィットマンコーチの怒りも当然で。ナゲッツのディフェンスが頑張ったから……という言い方もできるけれど、ウィザーズのフィールドゴール成功率が48.2%(2Pは52.2%、3Pは31.3%)とまずまずなのとフィールドゴール成功数が上回っているので、それも何とも言えない微妙な感じで……。
ナゲッツがMile High Magicに助けられた試合でした。ハイライトはこちら

TEAM1Q2Q3Q4QTOTALFGM-A3PM-AFTM-A
WAS2920242910241-85
(48.2%)
5-16
(31.3%)
15-18
(83.3%)
DEN2126302810540-91
(44.0%)
11-27
(40.7%)
14-18
(77.8%)

ナゲッツの勝因は、試合の流れの良い場面で3Pシュートが効果的に決まったこと。3Qに逆転したのはフォイの3P、4Q中盤に最大リードとなる7点差にしたはアーサーの3P。ブルックス、クインシー・ミラーの4Q良いところで決められたし。

そうなんです。最近は、ダレル・アーサーが3Pを打つようになって、これがなかなか良く決まる。2008年から昨シーズンまでで3Pシュートを27本しか打っていなかった選手が、今シーズンだけですでに25本。成功率48%って、スペシャリスト並みの高確率。もともとピック&ポップでペリメーターのジャンプシュートが上手な選手だったけれど、さらにシュートエリアを広げています。本人にとっても、チームにとっても大きな武器になるはず。

DA 3-point Shooting ©Altitude TV ©NBA Entities
というのも、ナゲッツのビッグマンはジャンプシュートが得意ではなく…。「ピック&ロールからのダンクならオレに任せろ☆」みたいな素直な(?)選手が多い。少なくとも「見よ! この芸術的なスピンムーブを!」というタイプではない。身体能力が高いから1対1ならなんとかいけるけど、ヘルプが来たら潰される……は、ナゲッツあるある。

ビッグマンに得点を取らせようとしたら、どうしてもリングの近くでボールを持たせる必要があるわけで。ボールを受け取るためにペイントエリアでポジション取りすると、エリアが密集して他の選手がドライブインしづらくなるし、リングの近くじゃないところでポジション取りしていても「こいつにアウトサードシュートはない」と思われたら、コートを広く使えないし。

アーサーがストレッチ4として機能すると、攻撃パターンが増えて面白いなあと。ファリードがC、アーサーがPF、フォーニエがSFという時間帯があったけれど、個人的にはけっこうナイスな組み合わせだと思ったりします。ディフェンスのことは置いといて。

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